今回は『2次元CAD利用技術者試験1級』を受けたときの感想を書いていきたいと思います。
私はもともと機械工学系の出身なので、社会人になり改めて得意分野であるCADの資格を取ってみようと思い受験してきました。
CAD利用技術者試験とは?
そもそも、CAD利用技術者試験とはどのような試験なのかというと、以下のように記述されていました。
”CAD利用技術者試験は、CADを利用するうえでの技術を明確化し、一定水準の技術に達している者に対して評価・認定を行い、その技術保持者の育成と社会的・経済的地位の向上を図ることを目的としています。”
引用:一般社団法人コンピュータ教育振興協会
今回私が受験してきた、『2次元CAD利用技術者試験1級』の合格者像には以下のように記述されていました。
”機械系のCADシステムを利用し、主として設計・製図業務に従事し、1年以上の就学・就業経験を有する者を想定して行います。CADシステムを操作できるだけではなく、設計の補助業務を担い、将来、設計者やオペレーターの管理業務を目指す方が合格者像です。”
引用:一般社団法人コンピュータ教育振興協会
私はもともと機械工学系の出身ですので、CADを使用した経験があります。そのときはCADの機能を一通り使用していましたので、合格者像には沿っているかなという感じです。
2次元CAD利用技術者試験1級の勉強方法
学習方法としては、『平成29年度版 CAD利用技術者試験 2次元1級(機械)公式ガイドブック』を購入して内容をひたすら覚えていきました。
まずは、一周目をこんな感じかなと一通り読み、その後自分が理解できていなさそうなところを重点的に読んでいきました。
次に試験に出題されそうなところを赤マーカーで塗り、緑シートで隠して単語を覚えていきました。
ガイドブックの後ろのほうには過去問題がありましたので、それを解いてみて試験の傾向をつかみました。
試験の傾向としては、ガイドブックの表で記載されている内容が選択問題で出題されることが多かったので、選択問題で回答できるような覚え方をしていくことがポイントかなと思います。
また、ガイドブックの太文字となっているキーワードや、図の例で紹介されているパターンが出題されることが多かったです。
2次元CAD利用技術者試験1級では、実技試験も実施されますので自分のパソコンに2DCADをインストールして実技問題に備えました。
私が2DCADとして選んだのは『DraftSight』というダッソー・システムズが提供しているものです。
『DraftSight』は私が学生の頃に使用していた『AutoCAD』にとても似ている仕様となっていましたので、使い方にはすぐに慣れることができました。
学習では、過去問題に記載してある問題を時間以内に解くことをひたすら行いました。CADの操作には慣れていましたがそれでも時間以内に解くことはとても難しかったです。
実技問題で相当にCADのスピードが求められるので、実技問題で出題される問題の傾向をつかんで時間内に作図することができるように練習しておくことが大事だと感じました。
2次元CAD利用技術者試験1級の勉強時間について
2次元CAD利用技術者試験1級の勉強時間としては、約1ヶ月ほど集中して勉強を行いました。
平日の日中は仕事があるので、勉強する時間としては平日の仕事が終わってからの夜か、休日の時間があるときは勉強するようにしていました。
もともとCADの操作には少し慣れていましたので、普段からCADを使用しない方であればもう少し時間をかけて勉強していく必要があると思います。
実技問題は相当にスピードが求められましたので、私自身ももう少し時間をかけてCADの操作に慣れておけばよいかったなと感じました。
2次元CAD利用技術者試験1級を受けた結果
平成29年6月18日に受験して、合格発表は2ヶ月後と聞いているので、恐らく8月の中旬ぐらいには結果がわかると思います。
実際の試験を受けてみての感想としては、筆記試験はガイドブックの内容をしっかりと勉強していれば合格ラインには達することができるかなという感じでした。
実技のほうは、カムの作図問題にとても時間がかかってしましましたので、やはり時間との勝負になりました。
実技の作図は合格ラインにはギリギリ達しているかなという感じですが、受験者名を指定のレイヤーで書いてなかったような気がするので採点対象外になっていないかとても心配です。
実技問題のCADの回答枠は、事前にネットからダウンロードして用意しておくことができましたので、受験前に受験者を記入しておけばよかったと反省しています。
まだ、不合格とわかったわけではないので、合格発表の通知があるのを楽しみに待っていたいと思います。
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