今回は3Dホログラムの種類について調べてみましたのでご紹介いたします。ちなみに3Dホログラムとは下記のような技術のことです。SF映画などでも3Dホログラムのシーンが出てくるのでイメージしやすいのではないかと思います。
3Dホログラムとは、特定の物体を撮影・データ化し特殊なディスプレイに投影することで、まるで実物が目の前にあるかのような立体映像を映し出す技術です。 特殊なメガネなどは不要で、肉眼で立体映像を見ることができます
最近は色々な技術が出てきましたので、その中でも代表的なものを紹介していきたいと思います。
3Dホログラムの技術は以下が代表的なものだと考えています。
・ペッパーズゴースト型
・霧のスクリーン型
・ブレード型
これらの特徴をまとめると以下のようになります。
種類 | ペッパーズゴースト型 | 霧のスクリーン型 | ブレード型 |
概要 | クリアな板で光を屈折させて立体的なホログラムを投影するもの | 水蒸気に映像を投影して立体的なホログラムを投影するもの | 光源を高速回転させて立体的なホログラムにするもの |
特徴 | ・クリアな板を通して映像を見ないとホログラムを見ることができない ・投影する映像が二次元だと立体感に欠ける ・比較的簡単に再現することができる |
・水蒸気のため風のある空間で投影すると映像が乱れる ・水蒸気に映像を投影する機器が必要 ・水蒸気を発生させる機器が必要 ・水蒸気のため、何もない空間に浮かぶ映像感に欠ける |
・光源がついたブレードを高速回転させることによって空間の映像を再現している ・ブレードは高速回転していて人間の目で追うことはできないので、結果なにもない空間に映像が映し出されているように見える ・かなり立体感のあるホログラムを投影することができる。 |
製品 | HOLHO 3FACES | DISPLAIR | Phantom |
製品図 |
上記の技術にはそれぞれ製品がもう売り出されており、今後も技術が向上していくものと考えられます。なお、マイクロソフトの「HoloLens」はMRデバイスということなので、ここでは取り上げていません。個人的にはブレード型の技術を使用した「Phantom」が1番3Dホログラムのイメージに近いので一歩リードしているかなという感じです。でも、それぞれに特徴があるので設置する箇所によって使い分けることもできるかなと考えています。
以上、今回は3Dホログラムの種類についてご紹介させていただきました。今後はどのような技術進歩があるのかとても楽しみです。